いつだって人生は自分次第

クーリー亜優のブログ

志村けんさん、ありがとうございました

こんにちは。

 

あなたの眠っている実力を

開花するサポーター

クーリーあやです。

 

 

 

志村けんさんが他界されましたね。

 

 

私は、8時だよ全員集合に初登場した日から

たくさん笑わせて頂いていたので

 

志村けんさんのお名前が

トレンドに入ってるのを見たときは、

 

回復されたニュースだと思ったのに

とても衝撃を受けて涙してしまいました。

 

何故、こんなに思い入れがあるかというと、

 

私は、機能不全家庭の中で育ちましたが

特に母の機嫌が悪いと、

 

家の中が、どよよ~~んと暗くて

誰も話をしない日も度々あり、

 

そんな時は、テレビに助けられることも

多かったのですよね。

 

子供たちがテレビを見ていいのは

夜8時までと決まっていたのですが、

 

何故か、8時だよ全員集合だけは

毎週、見せてもらえたのです。

 

どよよ~~んとした重い空気も

ドリフターズのコントを見て笑って

何度、やり過ごしたことか・・・

 

だから、

 

志村けんさんには、感謝しかありません。

 

f:id:inner-essence:20200331135302j:plain

 

こんな風に、芸能界で思い入れのある方が

亡くなるのを目にするたびに、

 

私の中の、ある思い出がよみがえります。

それは・・・

私が、20代半ばの頃のこと。

当時、ダンサーから女優に転向し
才賀明さんの芸能事務所に
所属していました。


才賀社長は、有名な脚本家でもあり
若い方はご存じないと思いますが、

ドラマ「おくさまは18才」

アニメ「小さなバイキングビッケ」

なども手がけた方です。

人材発掘やプロデュース力も素晴らしく、

大竹しのぶさんを
朝ドラデビューさせたことでも有名です。


何度も、何度も、大竹しのぶさんの
エピソードを聞かしてくださり
楽しかったです。


才賀社長は、自ら演技指導もして下さり
週に2回、レッスンに通っていました。

他にも、殺陣の稽古なども
受けさせていただいてました。


才賀社長の脚本解釈はすばらしくて
いつも関心しきりでしたし

社長が、セリフを読んでくださるのが好きで
特に感情を込めてるわけではないのに
登場人物の気持ちが伝わってきて

「私も、社長のようになりたい」

そう思ったものです。


ある日、同期の男性たちから
こんな話を聞きました。

「稽古の後に、社長と飲むんだけど
 亜優の話がよく出るんだよね」

「読み合わせをするなら、
 亜優と組むと勉強になるよ」って。


そんな風に、思って下さってたことが
本当にうれしくて

その想いに応えたかったのですが
初めて推薦して頂いた
朝ドラのオーディションには
受かることが出来ませんでした。

『純ちゃんの応援歌』といって

山口智子さんが受かったんですよ。


「気にするな、チャンスはいくらでもある」


そう、仰ってくれて、
次のオーディションへ
気持ちを切り替えていた矢先、
訃報が届きました。

【社長が肝不全で、亡くなりました】

・・・言葉を失いました。

 

f:id:inner-essence:20200301134044j:plain



お通夜には、大勢の芸能関係者などが
詰め掛けていて、
私は、同期の新人俳優達と一緒に
隅の方にいたんですよね。

そうしたら、

社長の奥様が、
直々に呼びに来てくださり
お棺に、お花を入れて
お別れをさせて頂けることになったんです。


あの瞬間が、私の人生観を変えました。


「人は、死んでしまう」


そんなこと、当たり前のことで
高校時代にも、友達がバイク事故で
亡くなっているので
分かっていたはずなのに、

眠っているかのように
安らかなお顔の社長を近くでみて
衝撃を受けたんですよね。


「チャンスはいくらでもある」


社長のその言葉と矛盾するかのように
今、生きていることがどういうことか?

この世に存在している人々が
「生きている」というだけで
どれほど愛おしいものなのか。。。

機能不全家族の中で

育った私の奥底にあった

他人に対する負の感情が

吹っ飛んで消えました。

社長にお花を手向けながら

「私のために、呼んで下さったのだ」

そう、感じていました。


社長は、芸能界で身を立てるための
礼儀作法や、心構えなども
たくさん、たくさん、教えてくださり

それは、人生を豊かにするものであり
そのおかげで、
今の私がいるのは間違いなくて・・・

感謝しても感謝しきれないです。



最後に、、、

 

志村けんさんのご冥福を

心からお祈りしつつ、

あなたと、今こうしてブログを通して

ご縁を頂いていることにも

深く感謝しています。

 

 

Love...Aya